先日映画や動画の楽しみ方が変わってきているという記事を書きました。まだ読んでいないという方は、こちらの記事から先に読んでみて下さい。
どうして楽しみ方が変化していったのか、ということが「映画を早送りで見る人たち」という本でわかりやすく説明されていました。皆さんもこの記事を読んで興味をもっていただけたら嬉しいです。
映画や動画作品までコスパを求めている
近年、サブスクリプションを利用する人が増えています。作品をたくさん見たいと、コスパを求める人がいることを知って驚きました。また「タイムパフォーマンス」「タイパ」と言う言葉があることを知りました。そんなことを考えて作品を見ていたら疲れてしまいそうですが…
倍速視聴することによって忙しい現代人が短時間になるべく多くの作品を視聴できるというメリットがあるようです。
中には10秒スキップすることに慣れてしまい、数話だけ飛ばしたり、最初と最後だけ見るといった人や、好きな俳優や女優が出ているところだけを視聴すると言う人もいました。
倍速視聴するのは若者に多い?
倍速視聴を利用するのは若者に多いと書かれています。どうして動画を倍速視聴してしまうのか読んでいくと若者たちの抱える不安や悩みが書かれていました。
何かをものにしたい
10代から20代の若者を中心に、趣味や娯楽に対して何かのエキスパート、オタクになりたい思っている方が多いそうです。就職活動など多くの場面で個性があることを求められることが多く、自分の武器となるものを持っていないと戦えないと感じているようです。
そのため、手っ取りばやく何者かになりたい、時間を無駄にしたくないなどの理由から動画や映画を倍速視聴して自分が面白くないと感じるところ飛ばしてしまうのだといいます。
私自身、就職活動で自分の強みや個性などについて考えなければならない場面があったので気持ちはすごくわかります。しかし、無理になにかを極めようとしてもなかなかうまくいかないことが多い気がしています。
自分の好みではない作品も含めてたくさんの作品を時間をかけて見ていくと、自分の好きな作品に出合ったりできるのかもしれません。
いろいろなことに挑戦したり見たりしていくうちに自然と知識を増やしていければいいなと思います。
みんなの話題についていきたい
学校などで友達とドラマの話をすることもあるかもしれません。私も学生の頃はみんなが見ている作品を見ていなくて気まずい思いをしたことがあるのを思い出しました。
この本の中でも学校で友達の話についていけなくなるから、勧められた作品をやっつけるようにして見ているという方について書かれていました。
今の若い方たちは、学校以外でも友達とのLINEやSNSでの繋がりがあるので、私が学生だった頃よりもたくさんの意見や情報が入ってくると思います。グループの輪を乱さないことも大切かもしれませんが、見ていないことや知らないことを言い合える友達関係を作れたらいいですよね。
沢山の情報とどう付き合うか
映画や動画、ドラマなど作品数はどんどん増えていますし、今後も増えていくと思います。
SNSなどの普及によって意見や感想なども多く目にするようになりました。その中で自分の意見と違ったり、これを知らないっておかしいのかな?と不安になることが多いかもしれません。
私自身も人と意見が違うときなかなか言い出せないことも多いです。それぞれ意見が違うのが当たり前ですし、知らないことがあることも当たり前だと思うので、「友達に勧められたけど、この作品はあまり面白くなかったな」と自分の気持ちに正直になることも必要なのかなと思いました。
倍速視聴をするのがいい、悪いと決めることはできないと思いますが、本来映画や動画は自分が楽しむためにあるものだと私は思っているので自分の気持ちと相談して使い方を考えていきたいと思いました。
家庭教師のみらいのYoutubeチャンネル『yukuri』でも皆さんのお役にたてるように短い動画を投稿しています。ぜひご覧ください。