ゴールデンウィークが近づいてきました。
ゴールデンウィークを心待ちにしている子どもたちがいる一方で、不登校の子どもたちは素直に休みを楽しめないと感じているかもしれません。
学校に行っていないのに、遊びに行くことに後ろめたさを感じてしまう子どもたちも多いのではないでしょうか。
そこで今回は
・不登校だとGWに遊びに行ってはいけないのか
・GWに遊びに行くことにに対して後ろめたさを感じてしまう理由
・遊びに行くことで得られること
・遊びに行くために自分でできること
について考えてみました。
GWに遊びに行くためには自分なりの努力や工夫も必要になってくるかもしれません。
この記事が、充実したGWを過ごすためのヒントになったらいいなと思っています。
家庭教師のみらいYouTubeでは「不登校の子どもたちが遊ぶこと」に対してショート動画を投稿しております。ぜひご覧ください。
不登校だと遊びに行ってはいけないの?
私は不登校だからこそ積極的に遊びに行くことが大切ではないかと考えています。
外に出て、刺激を得ることで、わかることがたくさんあります。
しかし、不登校の子どもたちが遊びに行くことに対していいイメージを持っていない方がいることも確かです。
また、
・親御さんが遊びに行くことに対して肯定的でない場合
・自分自身が遊びに行くことに対して納得できない場合
もあるかもしれません。
そういった時、親御さんを説得するため、自分を納得させるためにも、遊びに行くための努力はしても良いのかなとも思っています。
努力と書くと、「やっぱり頑張らないといけないのか」と思った方もいるかもしれません。
しかし、努力は必ずしも「学校に行くための努力」である必要はありません。
自分ができる努力をしていきましょう
毎日きちんと起きて朝ご飯を食べるでもいいですし、毎日散歩をしてみることも立派な努力です。
もちろん体調が優れず、毎日の生活でいっぱいいっぱいという方もい多いと思います。
そういった方も無理なく自分のペースでできることをしていきましょう。
遊びに行くためにできることも紹介していますので、参考にしてみて下さいね。
GW遊びに行くことに対してうしろめたさを感じてしまう理由
不登校の子どもたちがゴールデンウィークに遊びに行くことに対して後ろめたさを感じてしまう理由は何でしょうか。
周囲の人の視線や意見
「学校に行っていないのに遊びに行くのはずるい」
「遊びに行くなら学校にも行ける」
といったような周囲の人からの意見が怖いといったケースもあります。
特にGWは学校に行っている生徒も休みになるので、
「誰かと会ったら」
「何か言われたら」
といった不安もあるかもしれません。
しかし、私は学校に行っているから、行っていないからと区別する必要はないのではないかと考えています。
人の意見を聞くことも大切ですが、自分の気持ちを優先していきましょう。
そして行きたい場所、やってみたいことがあるのなら、胸を張って楽しんで欲しいと思います。
自分が納得できない
周囲の人の意見というより、自分が遊びに行くことに対して納得できない場合もあるかもしれません。
「学校に行ってないのだから遊びに行くのはダメ」
「自分は遊ぶ権利がない」
といった気持ちを抱えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、
学校に行く→頑張っている・偉い
学校に行かない→頑張っていない・悪い
ことではない私は思っています。
学校以外の選択肢を探すためにも、学校に戻るパワーを蓄えるためにも「遊ぶ」ことはとても大切なことです。
もしも、少しでも「遊びたいな」「気分転換したいな」と思っているなら、思い切って遊んでみることをお勧めします。
遊びに行くことで得られること
不登校の子どもたちは遊びに行くことで、リフレッシュできたり、新しい出会いがあったりします。
子どもたちが遊びに行くことで得られることは何でしょうか。以下に紹介していきます。
興味のあることに出会える
不登校の方は、家にいる時間も長いため、環境の変化や人との交流が制限されてしまいます。
しかし、外に出て遊ぶことで、自分の興味や関心が広がっていきます。
例えば旅先で
「自分はこれが好き」
「これが苦手」
「もっと知りたい」
などといったような新しい発見をすることもできるはずです。
不登校の子どもたちにとって遊びは学校に行くことと同様に学びの場でもあります。
自分の世界を広げるためにも、外に出て遊びに行くことも大切にしていきましょう。
人の目を気にしすぎないようにしよう
自己肯定感を高める
遊びに行くことで自己肯定感を高めることができるかもしれません。
学校に行っていないことで、自信を無くしてしまっているお子さんも多いのではないでしょうか。
外にできることに対して抵抗がある子どもたちも多いはずです。
しかし、遊びに行くことで、
「自分にもできるんだ」
「外に出ることは楽しいことなんだ」
というポジティブな気持ちに繋がります。
遊びに行くことが、不登校の子どもたちにとって一歩を踏み出す勇気に繋がったらいいなと思っています。
ストレスの解消
外に出ることがリフレッシュとなり、ストレスの解消につながります。
不登校の子どもたちは家で過ごす時間が長いと思いますが、家の中だけでストレスを解消することは難しいかもしれません。
また、不安や孤独感を解消できず、フラストレーションが溜まってしまうこともあります。
不登校の子どもたちが前向きに生活するためには、外に出て活動する時間も必要になってきます。
GWの期間を利用してリフレッシュしていきましょう。
体力作り
子どもたちは遊びに行くことで、体力をつけることもできます。
学校では、体育の授業をしたり、休み時間に友達と遊んだり、と体動かす機会が多いと思います。
また、体を動かすことで、体調を整えているともいえるかもしれません。
しかし、不登校の子どもたちは、どうしても体を動かす機会が減少してしまいます。
遊びに行くことが自然に体を動かすことに繋がります。
遊びに行くことに抵抗がある方は、体力づくりだと思って出かけてみるのもいいかもしれませんね。
他人との関わり
不登校の子どもたちの中には家族以外の人と関わることに対して怖さを感じている方も多いのではないでしょうか。
外に出ると、誰かと接する機会や多くの人と同じ空間を共有することがあります。
そのため、外に出ることをためらってしまう方もいると思います。
電車の乗ることに抵抗がある方もいるかも
しかし、遊びに行くことが「自分も外に出て活動できた」という自信にも繋がります。
自分が行ってみたい場所があるのなら、勇気を出してGWの期間に行ってみるのもいいかもしれません。
遊びに行くためにできること
親御さんを説得させるため、自分の気持ちを納得させるためにできることは何でしょうか。
以下に紹介していきます。
規則正しい生活
皆さんは毎日規則正しい生活ができているでしょうか。
朝起きれなかったり、夜も遅くまで起きていたりと生活が不規則になっている方も多いかもしれません。
生活リズムの乱れは体調不良の原因にも
遊びに行くためには、日中も元気に動ける体が必要です。
遊びに行って体調が悪くなってしまうのも辛いことです。
まずは、早く寝ること、朝しっかりと起きることを目標にしてみましょう。
朝ごはんも食べられるとよりいいですね。
家事を手伝う
家事は自分の勉強にもなりますし、家族の方も助かって一石二鳥です。
・掃除
・ゴミ捨て
・洗濯
・料理
などなど自分にできることを探してみましょう。
毎日同じことをしてその家事を極めていくのもいいですし、毎日違う家事を試してみるのもいいかもしれません。
自分の得意なことに気づくかも
家事をしていくうちに、
「この方法でやったら早く終わるな」
「これをやっておくと喜ばれるな」
といったような発見もあります。
また、毎日親御さんや自分のためにしてくれていたことに気づくきっかけにもなります。
ぜひ試してみて下さいね。
勉強する
自分の体調と相談しながら、「今日はできそう」と思った日に勉強に取り組んでみるのもいいかもしれません。
学校に戻るにしても、別の進路を選択するにしても知識を増やしていくことは大切なことです。
勉強することが、自分の将来について考えるきっかけにもなります。
ちょっとやってみようかなと思ったら、休憩をとりつつ自分のペースで勉強してみましょう。
体力をつける
家にいると気づかないうちに筋力も体力も落ちてしまうことがあります。
遊びに行くためには意外に体力が必要になってきます。
「激しい筋トレやきつい運動をしなさい」ということではなく、軽く散歩してみたり、ストレッチしてみたり、自分が楽しめる方法で運動してみましょう。
YouTubeなどでも楽しく運動できる動画が多数投稿されています。
運動すると気持ちも明るくなりますし、自分の成長も感じられるので、お勧めです。
「昨日より体が軽いな」「昨日より辛くないな」と変化を感じる楽しさも
自分の軸を大切に
「遊びに行くのはずるいと思われそう」
「周囲の人の意見が怖い」
「友達に合ったら・・・」
といった気持ちから遊ぶことをためらっている方も多いかもしれません。
確かに、遊びに行くことに対して否定的な意見を持っている人いるのが事実です。
しかし、自分以外の人は、あなたが
「どんな気持ちで生活しているのか」
「どんなことを頑張っているのか」
ということを知りません。
だからこそ、自分の気持ちを優先して、やりたいことや行きたい場所には積極的に足を運んでみて欲しいと思います。
遊びに行くことで、自分の世界も広がっていきます。
それでも、遊びに行くことに対してうしろめたさがある場合は、今回ご紹介した「遊びに行くためにできること」を参考にしてみて下さい。
GWは休みの期間も長いので、自分の好きなことをする時間もたくさんあります。
「学校に行くこと」にとらわれすぎず、アンテナをたくさん張り巡らせて行きましょう。
皆さんが楽しいGWを過ごせることを願っています。
過去に不登校の子どもたちが遊びに行くことについての記事を投稿しております。ぜひご覧ください。
不登校だと遊びに行ってはいけないの?外に出ることで新しい発見や学びが得られるかも
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