家庭教師のみらい

夏休みの宿題の定番といえば読書感想文です。
皆さんは読書感想文の本を選びましたか?もう読み始めたという方もいるかもしれません。しかし、読書や文章を書くことに苦手意識をもっている方も多いのではないでしょうか。

今回は感想文を書くのが苦手な方でもすらすら文章が書ける方法を紹介していきます。宿題が憂鬱という方も少し気持ちが楽になるかもしれません。ぜひ参考にしてみて下さい。読書続けてみようかな。文章を書くのって意外と楽しい。と思っていただけたら嬉しいです。

読書感想文ってどうやって書くの?

まずはじめに、どうしてその本を選んだのか

まずはじめに、どうしてこの本で読書感想文を書こうと思ったのか書いていきましょう。

・友達が勧めてくれた

・この作者の本を以前読んだことがある

・興味のある内容だった

・表紙のデザインが素敵だった

などがありますが、自分が選んだ時の出来事気持ちを思い出してみて下さい。

※課題図書の場合はここの部分は省きましょう。

読む前と読み始めてからの印象の違い

本を読む前と後での本の印象は違いについて考えてみましょう。本を読む前に、皆さんはどんなことを考えていましたか?読んでいる最中に感じたことは何ですか?例えば

・読書が苦手でいやいや読み始めたけれど、面白くて一気に読んでしまった

・面白そうだと思って選んだが、難しい内容で読むのに時間がかかった

・登場人物がたくさん出てきて混乱した

など、自分の予想していた内容と全く違う場合もあります。読む前の印象を感想文を書く前に箇条書きにまとめておくのもいいかもしれませんね。

読んでいる時、読み終えたときのエピソード

次に、本を読んでいる時の自分の状況について思い出してみましょう。家の中で読んだ方もいると思いますし、電車の中で読んだという方もいるかもしれません。

・夢中になって、電車を乗り過ごしてしまった

・夜更かししてしまった

・感動して泣いてしまった

・登場人物に感情移入してしまい悲しい気持ちになった

など、自分の気持ちを整理してみて下さい。特別なエピソードがなくても大丈夫です。自分の素直な気持ちをそのまま書いてみて下さいね。

登場人物の中で、誰に感情移入をしたか

本の中に共感できる登場人物がいましたか。自分だったらその時どう行動するのか考えてみて下さい。

・自分だったらこの場面でこの言葉は言わない

・この場面の気持ちがわかって感動した

など自分と意見が同じ人物だけではなく考え方が違う人もたくさん登場すると思います。どうしてその人物はその発言や行動をしたのか?ということについても考えてみると本を読むのが楽しくなると思いますよ。

好きな場面・言葉

本を読んでいく中で特に感動した場面や、ハラハラドキドキした場面はありましたか。読み終えた後強く印象に残った場面を挙げてみましょう。合わせてなぜその場面が好きなのかも書いてみて下さい。

読んでいる最中に印象的なセリフや、好きな言葉の言い回しなどがあれば、付箋をつけておくと、後でまとめやすいかもしれません。

読み終えて、自分に変化はあったか

ここが一番重要だと思います。本を読む前と読み終わった後、自分の気持ちが少しでも変わりましたか。新しい発見があったのではないでしょうか。

・この主人公のような強い信念をもっている人に憧れた

・興味のないことだと思っていたけれど、この本を通して興味がわいた

・登場人物の言葉が心に残って毎日思い出している

など、人それぞれ感想は違うと思います。ぜひ気づいたことや興味を持ったことを書いてみて下さい。

読書を楽しいと思って欲しい

ここまで、読書感想文の書き方について書いてきました。その中で読む前の気持ちを書いてみる。であったり、付箋をつける。などのアドバイスをしましたが、あまりルールを決めてしまうと本を読むのが苦痛になってしまうかもしれません。

上記の項目をすべて書く必要もないかもしれません。「ここは書きづらい項目だから、他の書きやすい所を多めに書く」といった工夫や、他にもっと書きたいことがあるという方はそちらを優先していただいて大丈夫です。

皆さんが楽しく読書することが一番大切だと思っています。
いいと思ったことは取り入れながら、自分なりの方法を見つけていってくださいね。

リラックスして読書を楽しんでください

読書感想文にお勧めの本

読書感想文を書く前にどんな本を選んでよいかわからないという方もいるかもしれません。学校でお勧めされた本もあるかもしれませんが、下記に私が個人的にお勧めの本を紹介しています。比較的読みやすく、書きやすい内容の本を選んだので参考にしていただけたら嬉しいです。

【人間みたいに生きている】 ・著 佐原ひかり

読書難易度 ★☆☆

あらすじ

食べることそのものに嫌悪を覚えている女子高生の主人公。「食べること」と「人のつながり」はとても強く結びついていて、孤独になってしまう。自分を否定するしかなかった主人公が初めて見つけた居場所は、食べ物の匂いがしない「吸血鬼の館」だった─。

食べることができなくなってしまった主人公が、苦しみながら自分の居場所を見つけようとする姿に感動しました。人と関わることで生まれる葛藤もとても共感でき、学生の時にこの本に出会えていたらもっと人にやさしくできたのかなと思います。気になった方はぜひ手にとってみて下さい。

【逆ソクラテス】 ・著 伊坂幸太郎

読書難易度 ★★☆

【あらすじ】

学力も運動もそこそこの小学6年生の主人公が、転校生の安斎から、突然ある作戦を持ちかけられる。カンニングから始まったその計画は、クラスメイトや担任の先生を巻き込んで、予想外の結末を迎える。はたして逆転劇なるか!? 

想像力を働かせて、抗えない壁に挑んでいく主人公に勇気を貰える作品です。短編でとてもテンポよく読めるので読書が苦手という方にもお勧めです。またこの著者の作品はとてもたくさんあるので、この本が気に入ったという方は他の作品も試してみて下さい。

【猫を棄てる 父について語る時】 ・著 村上春樹

読書難易度 ★★★

あらすじ

ある夏の日、父親と一緒に猫を海岸に棄てに行った。歴史は過去のものではない。このことはいつか書かなくてはと、長いあいだ思っていた。村上春樹が自身の父親とのエピソードを綴った作品。

村上春樹さんの作品は独特の世界観のものが多いですが、自身の父とのエピソードについて書いたノンフィクション作品なので、とても読みやすい内容になっています。自分の両親や、祖父母との関係について、また、戦争の時代を生き抜いてきた人たちについて改めて考える機会になりました。表紙や中の挿絵は台湾のイラストレーターの方が書いているのですが、とても素敵なのでぜひ気になった方は手に取ってみて下さい。

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