修学旅行は学校生活の中で大きなイベントですが、修学旅行に行くことを不安に感じている子どもたちもいます。
お子さんに修学旅行に行きたくないと言われたら親御さんはどのように対応したらいいのでしょうか。
今回は
・修学旅行は行くべきなのか
・修学旅行に行きたくないと感じてしまう理由
・子どもに修学旅行行きたくないと言われた時の対処法
・先生への伝え方
といった内容で紹介していきたいと思います。
修学旅行は行くべきなのか
修学旅行に行きたくないのなら、無理をしてまで行く必要はないと私は考えています。
「どうしても行かなければならない」と自分を追い詰めることで、体調不良や不登校の原因になってしまうこともあります。
修学旅行で学べることもたくさんありますが、お子さんの気持ちが一番大切です。
お子さんの不安の原因に寄り添って、無理のない選択をしていきましょう。
今回は、修学旅行に行きたくないと言われた時の対処法も合わせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
修学旅行に行きたくないと思う理由
修学旅行に行きたくないと感じてしまう理由を考えてみました。
お子さんによって状況は様々でここで紹介する理由に当てはまらないケースもあると思います。
どんな場合で合っても、お子さんの気持ちを否定せず、じっくりと話を聞いていくことが大切かもしれません。
初めての場所へ行く不安
大人であっても初めての場所に行く時には、緊張したり、不安になったりするものです。
子どもは大人以上に不安を強く感じてしまうのかもしれません。
「なにが不安なのか自分でもわからない」けれど、漠然とした不安や恐怖心が芽生えてしまうこともあるのではないでしょうか。
お子さんの気持ちを少しでも軽くできるよう、お子さんの話をよく聞き、解消できる不安はないか一緒に考えていくことが大切かもしれません。
家族と離れることへの不安
家族と離れることに不安を感じてしまう子どもたちも多いはずです。
特に家族以外の人と外泊をした経験のない子どもたちにとっては、大きな挑戦になるのではないでしょうか。
修学旅行は普段と違った環境でクラスメイトや友達と寝食を共にしなければなりません。
気疲れしてしまうことも
普段とは違った状況に不安やストレスを感じてしまうこともあるはずです。
しかし、修学旅行はそういった非日常を味わうことのできる貴重な機会でもあります。
そういった修学旅行のポジティブな側面も伝えていけるといいかもしれませんね。
長時間の移動することへの不安
乗り物酔いをする子どもたちにとっては、修学旅行の長時間の移動が不安の種になってしまうこともあります。
乗り物酔いや体調が不安な場合には、上備薬を用意したり、先生に相談したりして不安を少しでも取りのぞいていきましょう。
また、「困った時には先生や周囲の大人を頼っていい」ということをお子さんに伝えていくことも大切かもしれません。
自分の状況を理解してくれている人がいるだけでも心強い
友人関係
修学旅行では、クラスメイトとグループを作って活動することもあるはずです。
「苦手な子と同じ班になりたくない」
「仲のいい友人と違う班になってしまった」
「仲のいいグループで自分だけ違う班になってしまった」
といったような友人関係の悩みも出てきます。
こういった友人関係の悩みはお子さんにとって悩みの種になりやすいと思います。
その都度話を聞いて、学校に力を借りながら対処していきましょう。
子どもに修学旅行に行きたくないと言われた時の対処法5選
お子さんに「修学旅行に行きたくない」と言われた時どうすればいいのでしょうか。
対処法を5つのステップに分けてご紹介していきます
1.子どもの気持ちを理解する
まずは、お子さんが修学旅行に行きたくない理由を聞いてみましょう。
話を遮ったり、否定したりせず、お子さんがどんなことに不安を感じているのかじっくりと耳を傾けてみて下さい。
原因はひとつではない場合もありますし、お子さん自身も原因をうまく説明できない場合もあるかもしれません。
そういった時にも、「どうしていけないのか」「なぜ行かないのか」ということを問い詰めたりせず、原因を追究しすぎないことも大切です。
ご家族には話ずらいこともあるかもしれません
まずはお子さんの気持ちに寄り添って、不安を吐き出せる場を作っていけるといいのかなと思います。
2.解決策がないか探る
お子さんが修学旅行に行きたくない原因が明確にある場合には解決策がないか探っていきましょう。
例えば、
「苦手な子と同じ班になりたくない」
といったような友人関係の不安は先生に相談することで解決できる場合もあるかもしれません。
また、乗り物酔いや体調が不安な場合には、学校側に相談し、
・酔いにくい席に座らせてもらう
・先生方に気を配ってもらう
といったような対応をお願いすることもできます。
お子さんの悩みに合わせてできることはないか考えてみることをお勧めします。
3.学校や先生に相談する
修学旅行に行きたくない理由がはっきりしている場合でも、そうでない場合でも、学校側や先生に相談してみるのも一つの方法です。
親子間で解決できない問題でも第三者に相談してみることで、思わぬ解決策が見つかることもあります。
客観的な視点からアドバイスがもらえることも
お子さんが、先生や学校に伝えることを嫌がる場合もあるかとは思いますが、一度検討してみる良いかもしれません。
4.修学旅行のポジティブな側面を伝える
修学旅行は不安なこともたくさんあるかもしれませんが、それ以上に学べることもたくさんあります。
例えば
・友達と協力することの難しさ、楽しさ
・旅行先でのマナー
・時間を守ることの大切さ
・友達や先生、家族でもない第三者への関わり方
などが挙げられるかと思います。
なりより、修学旅行は友達との距離を縮めることのできる絶好の機会でもあります。
行く前は不安な気持ちが強いかもしれませんが、行ってしまえば以外に平気といったケースもあります。
不安な気持ちが先行しすぎてしまわないよう、
「修学旅行は楽しいこともたくさんある」
ということを伝えていくことも必要になってくるかもしれません。
5.部分参加ができないか検討する
宿泊することに対して抵抗がある場合や、長時間に渡っての参加が難しい場合には、1日目だけ、2日目だけといったような部分参加を検討してみることも一つの方法です。
学校によって部分参加を認めていないところもあるとは思いますが、一度学校側に確認してみるのもいいかもしれません。
部分参加は「友達やクラスメイトから何て思われるだろう」といった不安も感じやすいとは思いますが、お子さんが無理なく参加できるのなら、検討してみてもいいのかなと思います。
先生や友達への伝え方
「修学旅行に行かない」と決めた場合、学校側や先生に行けない理由を具体的に説明しなければならない場合が多いようです。
先生が学校側は状況を理解して対応してくれると思いますが、お子さんにとっての一番の悩みは、友達にどう伝えたらいいのかということではないでしょうか。
修学旅行の準備の時間や修学旅行が終わってからの会話に困るといった悩みも多いと思います。
修学旅行は子どもたちにとっては大きなイベントですし、修学旅行前後は辛い思いをしてしまうかもしれません。
修学旅行行かないことを友達に素直に伝えてもいいかと思いますが、伝えるのが難しいケースもあります。
そういった時には体調不良の為参加できないと伝えるのが理解してもらいやすいのかなと思います。
お子さんにとっては修学旅行に行かないと決めたとしても悩みは尽きないかもしれません。
お子さんの様子を見守って、悩みがある場合にはじっくり話を聞いてあげて欲しいなと思います。
きっと親御さんの存在がお子さんにとって心強い支えになるはずです。
お子さんの気持ちを第一に
修学旅行に行かないことを選択した場合、
「友達に何て言えばいいんだろう」
「修学旅行の話題についていけなくなる」
「仲間外れになったら」
といった悩みが生まれると思います。
一方で行くという選択をしたとしても
「初めての場所が不安」
「家族と離れるのが不安」
「クラスメイトとの外泊が不安」
といったようにまた別の不安がでてきてしまいます。
このようにお子さんの頭の中では、様々な葛藤があるのではないかと思います。
修学旅行には行きたくないけれど、行かないことも不安といったように堂々巡りになってしまうこともあるのではないでしょうか。
もしもお子さんに修学旅行に行きたくないと言われたらまずは、話を聞いて、解決できることはないか一緒に考えていきましょう。
そして親子間で解決できない問題は、先生や学校を頼って欲しいと思います。
少しの手助けや声掛けで修学旅行に行ける場合もあると思いますし、どうしてもいけない場合もあるはずです。
お子さんが思い詰めているようなら行かないという選択肢を提示することも大切なのかなと思います。
お子さんが納得できる選択ができることを願っています。
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