家庭教師のみらい

もはや生活必需品と言ってもいいほど必要不可欠となっているスマホですが、お子さんにスマホを持たせることに対して抵抗感を覚える親御さんも多いのではないでしょうか。

しかし、スマホがないことで友人関係に問題が起こってしまうほど、子どもたちも持っていて当たり前の時代になってきました。

そこで今回は

・子どもにいつからスマホを持たせるのか

・子どもにスマホを持たせるメリット・デメリット

・スマホを使用する上で注意しておきたいこと

について解説していきます。

子どもにいつからスマホを持たせる?

「子どもにスマホを持たせるのか」ということは、ご家庭によって違います。

スマホを使用しなくても、快適に問題なく生活しているという方もたくさんいることでしょう。

しかし、これだけスマホが生活の一部になってしまうと、お子さんが一定の年齢になった時点でスマホを持たせざるを得ないのが現状ではないかとも思っています。

子どもにいつスマホを持たせるべきか悩んでいるという親御さんも多いのではないでしょうか。

この年齢がスマホを持たせるのに最適といった明確な答えはありませんが、ご家庭でよく話し合って決めて欲しいと思っています。

小学生であっても習い事の送り迎えなどで使用したい場合も

東京都が実施した家庭における青少年のスマートフォン等の利用等に関する調査によると、令和2年度における中学生のスマートフォン所持率は79.8%であることがわかります。

この調査からもわかるように、スマホを持つ子どもたちに割合は、今後さらに増えてくと考えられます。

スマホを持つことが当たり前になりつつある社会で、「スマホを自分で管理できる」ことは、早いうちから身に付けておくべきスキルなのかもしれません。

スマホをいつも持たせるにしても、親御さんがしっかりと利用状況を把握し、ルールを守って使用する必要がありそうです。

子どもにスマホを持たせるメリット

子どもにスマホを持たせるメリットは何でしょうか。

メリットを把握しておくことで、コミュニケーションが活発になったり、学習で活用できたりと生活をより豊かにすることもできるはずです。

いつでも連絡がとれる

子どもにスマホを持たせることで、連絡手段が確保できるのは、防犯の面でも一番のメリットかもしれません。

習い事の送り迎えで使用したり、伝えたいことをすぐに連絡できたりするのも便利です。

特に高校生くらいになると行動範囲や友人関係もひろがるため、「今どこで何をしているのか」把握できないことも多く、連絡手段が必要になることもあるはずです。

どこにいるのかわかれば安心です

また、GPSを使用すればお子さんの居場所を把握することもできるので、共働きのご家庭でも、子どもがいつ帰宅したのかがわかり安心です。

勉強に活用できる

スマホを学習に役立てているという方も多いのではないでしょうか。

わからないことを瞬時に検索したり、興味のあることを深掘りしたり、上手に使えば勉強効率も上がります。

近年はアプリや動画などでもを活用して楽しく勉強できるツールが増えてきました。

「勉強することが苦手」というお子さんでも、「スマホならゲーム感覚で楽しく勉強できる」という方もいるかもしれません。

また、スマホの機能を使って問題を解く時間を測ったり、自分でスケジュール管理をすることもできそうです。

テスト期間のスケジュール管理にも活用できそうです

このように早くからスマホを使いこなせるようになることで、勉強を効率よく勧めることもできるかもしれませんね。

興味関心の幅が広がる

スマホがあれば気になったことをすぐに検索することができます。

そのため、お子さんの興味や関心のある事を見つけたり、広げていくための助けになります。

知りたいと思うことがあっても、知るための手段がなければ知識が広がっていくことはありません。

しかし、スマホを上手に使いこなせるようになれば、自分の知りたいことを検索し、そこから疑問に思ったことをさらに調べることもできます。

めんどくさいと思う前に
気軽に調べることができます

興味の幅が広がれば、自分の世界も広がり、自分が将来どうなりたいのか考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。

友達との交流が活発に

スマホは友達同士でのコミュニケーションの手段としても大事な役割を果たしています。

近年はSNSで友達と交流したり、連絡とったりするだけではなく、SNSが話の中心になったりもします。

SNSがテレビの役割を果たしているのかもしれません

また、ネット上で新しい友達ができたり、交友関係も広がります。

だからこそ、お子さんが

「話についていきたい」

「仲間外れにされたくない」

「スマホが欲しい」

と思ってしまうのは当然のことかもしれません。

交友関係が広がることは、いい面ばかりではありませんが、お子さんにとってはいい刺激につながる場合もあります。

スマホを持たせる際には、使用する際のルールを作り、トラブルに巻き込まれないよう、親御さんがサポートしていくことが大切かもしれませんね。

ネットや機械に強くなる

これからの時代、スマホやタブレットの使用機会はますます増えていきそうです。

現在でも、スマホがないと生活できないほど、私たちの生活に溶け込んでいます。

だからこそ、ネットや機械に慣れておくために、早いうちからスマホに慣れ親しんでおくのも選択肢の一つかもしれません

スマホは便利な面もたくさんありますが、個人情報の流出など、危険な面もたくさんあります。

トラブルを事前に回避するために、親御さんの目の届く範囲でスマホの使い方を学んでおくことは現代社会において必要なことなのかもしれませんね。

子どもにスマホを持たせるデメリット

お子さんにスマホを渡す際には、デメリットを把握しておきましょう。

トラブルに巻き込まれないよう、事前にルールを決めておくことをお勧めします。

過度に依存してしまう

親御さんにとって一番の心配ごとは、スマホに依存して日常生活に支障が出てしまうことではないでしょうか。

スマホは見るだけで刺激を得ることもでき、次々に情報が更新されていきます。

そのため、長時間使用してしまったり、手放せなくなってしまったり、といったように過度に依存してしまうこともあります。

また、スマホの使用時間が長いほど、国語の能力が低下しているという調査結果もあり、スマホが学力に与える影響も懸念されています。

そうならないためにも、

・使用時間を制限する

・過度に使用しているようなら一時預かる

など一定のルールを設けるようにしましょう。

また、親御さんに管理してもらわなくても、お子さん自身でコントロールできるよう、指導していくことも大切かもしれません。

健康にトラブルを生じる可能性

スマホを使用することで、健康に問題が生じてしまうケースもあります。

例えば

・睡眠不足

・視力の低下

・姿勢の悪化

・肩や首の凝り

といったように体に対してかなりの負担がかかっていることがわかります。

また最近では「脳疲労」といった言葉もよく聞かれるようになりました。

脳疲労とは、気づかないうちに脳が過度に疲れ、不調をきたしている状態のことを言います。

スマホから流れてくる大量の情報を脳が処理できなくなっています

・集中力が続かない

・なんとなくイライラしてしまう

・自律神経が乱れる

・やる気がでない

脳疲労になるとこういった症状に悩まされたり、症状が続くと、鬱などの病気を引き起こしてしまうこともあります。

このような事態を避けるためにも

・スマホの使用時間を管理

・休憩をこまめに挟む

・用がなければ触らない

といった工夫も必要になってきそうです。

個人情報の流出や不適切なコンテンツ

お子さんが不適切なコンテンツを使用してしまったり知らぬ間に個人情報を流出してしまったり、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

また、ゲームなどの課金機能による金銭トラブルの危険性もあります。

そういったトラブルを避けるために、お子さんと使用方法について確認しておきましょう。

・課金機能は使用できないようにしておく

・フィルタリング機能を使用して有害なサイトを閲覧できないようにしておく

など、事前に設定をしておくのもおすすめです。

対面での会話の減少

スマホを買うことで、対面での会話が減少してしまうこともあります。

話さなくてもLINEなどで、意思疎通ができてしまうため、直接伝える必要性を感じなくなってしまうのかもしれません。

スマホを見ていて、人の話をよく聞いていないというケースもありそうです。

誰かと過ごす時には、スマホを控えるといったように、人との過ごす時のスマホの使用についても一度話し合っておくといいかもしれませんね。

子どもにスマホを渡す時気を付けるべきこと

スマホを子どもに持たせるときどんなことに注意すればいいのでしょうか。

スマホを渡す前に確認しておきましょう。

使用時間を決める

スマホの1日の使用時間を決めてしまうのもお勧めです。

使用時間を制限せず、なんとなく利用を始めてしまうと、知らぬ間に使用時間が増えてしまうことも考えられます。

しかし、「使用時間を決めても、守ることができない」という場合も多いと思います。

そういった時にはアプリを使った使用制限をかけておくと安心です。

iPhoneには「スクリーンタイム」といった機能があり、使用時間を制限することができます。

また、「休止時間」を設定すればiPhoneを使わない時間帯を決めたり、アプリごとに1日あたりの使用時間を決めることも可能です。

ぜひ、お子さんが使用するスマホに合わせて、活用してみて下さいね。

フィルタリング機能を使用する

お子さんが有害なサイトにアクセスしたり、個人情報を流失させてしまう事態を避けるためにフィルタリング機能をつけておくことも大切です。

フィルタリングソフトを使用することで、個人情報の流失を促すような危険なアプリを開く前に警告してくれたり、有害なサイトへのアクセスを制限してくれます。

通信会社によって独自のフィルタリング機能がある場合もあります
購入する際に確認してみましょう

今はこういったフィルタリング機能をスマホに付けることは主流となっており、携帯電話会社は、18歳未満の青少年が携帯電話のインターネット接続サービスを利用する場合は、原則としてフィルタリングサービスを提供する義務があるとされています。

参考:総務省「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」

ご家庭のルールを作る

ご家庭ごとのスマホ使用ルールを作っておくことも大切かもしれません。

例えば

・ご飯を食べる時、家族で過ごす時にはスマホを使用しない

・テレビを見ている時はスマホは使用しない

・寝る1時間前にはスマホの電源を落とす

・宿題が終わるまではスマホは使用しない

などご家庭独自のルールを作っておきましょう。

「どうせ守れなだろう」と思ってもルールを決めることで
お子さんの意識を変えることはできるはずです

守れていないようなら、使用を制限するといった対応も時には必要かもしれません。

また、スマホの使用状況は年齢によっても変化していきます。

スマホのルールはお子さんの成長に合わせて、定期的に見直すようにしましょう。

ネットリテラシーを守る

ネットリテラシーとは、インターネットを正しく、安全に利用するために必要な知識や能力のことを言います。

例えば

・情報の取捨選択をする

・SNSでのマナーを守る

・著作権を侵害しない

・プライバシーを守る

といったことが挙げられます。

スマホにある情報はあたかもすべて本当のことのように見えますが、すべてが真実とは限りません。

また、近年では、SNS上での誹謗中傷なども問題になっています。

スマホを使用するうえで守るべきことを親御さんがお子さんに伝えていくことが大切なのかもしれません。

まとめ

スマホは私たちの生活に欠かせない存在になっています。

私自身もスマホに頼っている部分も多く、スマホがない生活を想像することも難しくなってきました。

だからこそ、お子さんにスマホを持たせるべきなのか迷っている親御さんも多いのではないでしょうか。

もちろん持たせない選択をしている親御さんもたくさんいると思います

しかし、スマホは便利な面もありますが、それ以上に生活を支配されてしまう怖さもあると思っています。

また、子どもは大人以上に感受性が高く、スマホの影響を強く受けてしまいます。

お子さんの身体と心の健康を守るためにも、しっかりとしたルールを確立し、使用状況を親御さんが把握していくことが求めらてきそうです。

「親御さんよりもお子さんの方がスマホについて詳しい」といった状況もあるかもしれませんが、親御さんがお子さんに指導するといったように主導権をしっかりと持っておくことも大切です。

そして、お子さんが成長していくにつれて、お子さん自身でスマホを上手に使用できるよう、「管理される」だけではなく、「管理できるようになる」まで見守っていくことも大切なことかもしれませんね。

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