家庭教師のみらい

2010年ごろからビジネスにおいて使用されるようになった「VUCA」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

社会の変化が激しく、あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、将来が予測困難であることを指しています。

こうした予測が不可能な社会(VUCA時代)において、子どもたちに求められるスキルも変化してきていると言われています。

そこで今回は

・VUCA時代って何?

・それでも大学に行く意味とは?

・大学に行くべきか迷ったら

といった内容で考えていきたいと思います。

VUCA時代に求められるスキルとは?

VUCAとは

VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)という4つのキーワードの頭文字を取った言葉で、変化が激しく、あらゆるものを取り巻く環境が複雑性を増し、想定外の事象が発生する将来予測が困難な状態を指します。

リクルートマネジメントソリューションズ 人材育成・組織開発サービスサイト

今ある仕事のほとんどが将来なくなるとも言われており、ビジネスシーンでは今までの経験では対応できないことも増えてきているといいます。

変化していく世の中で、

「いい大学に入っていい会社に入ること」

すべての人にとって最適とは言えなくなってきているのかもしれません。

こういった世の中の変化に対応するため、普通の学校ではなく、専門性のある高校特色を持った通信制高校専門学校なども増加してきています。

進路選択の幅が広がってきました

将来を見通せず、確かなことがわからない世の中で、「自分らしく」生きる方法について考える子どもたちが増えてきていることも事実です。

普通の高校を卒業して大学に入ることに意味を見出せなくなっているとも言えるかもしれません。

学歴も時には大切かもしれませんが、それ以上に自分の将来を見据え、自分がどんな大人になりたいか想像していくことが必要になってきます。

そしてその力をつけるためにはどんな進路選択をするべきなのかじっくりと考えていくことが大切かもしれません。

大学に行く意味とは?

大学に行く意外にも様々な選択肢が生まれてきた中で、あえて大学に進学する意味はあるのでしょうか。

私自身大学を卒業しましたが、

「大学に進学する意味はあったのだろうか?」

「他の選択肢もあったのでは?」

と思うこともあります。

しかし、今回改めて、大学に行く意味について考えていく中で、大学でしかできないことがたくさんあることに気づかされました。

大学に行くことがすべてではありませんが、将来の選択肢の一つとして考えて頂けたら幸いです。

専門的な知識を身に付ける

大学に進学することでより、専門的な知識を身に付けることができます。

例えば、医者や薬剤師は、大学で6年間学び、国家資格を取得しなければならない職業です。

また、理系の研究職などは、大学から大学院への進学を経て、就職につながる場合もあります。

このような職業にかかわらず、自分の好きなこと、興味のあることを「追求したい」「もっと学びたい」と思っている方にとっては最適の環境といえるかもしれません。

大学だからこそできる学びがあります

視野が広がる

大学に行くことで、自分の世界が広がり、価値観が変わることもあります。

特に県外に進学する場合には生活環境もガラッと変わります。

今まで住んでいた地域を離れることで、価値観の違う人と出会い、視野も広がっていくのではないでしょうか。

また、大学在学中は学校以外にもバイトをしたり、自分の趣味に使ったりと自由に過ごせる時間がたくさんあります。

そのため、将来について考える機会も多く、やりたいことを見つけやすいともいえるかもしれません。

やりたいことが見つけるための時間が増えます

人との出会い

大学では様々な人との出会いがあります。

大学でできた友人がこれからの人生においてとても大切な存在になることもあるはずです。

また、サークルやバイトなどでも年上の人、年下の人、今まで関わることのなかった人との出会いがあります。

そういった様々人との出会いを通して

・人との付き合い方

・自分らしさ

・自分が苦手とすること

もわかってきます。

こういった意味でも大学は自分を知り、将来につなげていくことのできる場所だと感じました。

仕事の選択肢が増える

先ほども書いた通り、大学に行くことで仕事の選択肢が増えることも確かです。

VUCA時代になったとはいえ、やはりまだ、高校卒業後の就職先は大学卒業後の就職先に比べると少ないのが現状です。

下記でも触れますが、就職に関して応募条件を大学卒としている企業もまだまだ多くなっています。

自分の選択肢を狭めないためにも、大学進学を目指して学習しておいて損はないかなと思います。

選択肢を広げておけばやりたいことを見つけた時も方向転換しやすい

社会的な信頼

大学を卒業していることで、社会において一定の評価を受けることができるのも確かです。

学歴関係なく、採用している企業もたくさんあると思いますが、応募条件を大卒としている企業もあります。

VUCA時代になったとは言え、学歴は人を評価するうえで大切な要素なのかもしれません。

自分の自信に繋がる

大学に進学することが自分の自信に繋がる場合もあると思っています。

大学に進学するためには、それ相応の努力が必要になってきます。

「ここまで頑張れた」

「希望の大学に入学できた」

という成功体験が自分にとって大切な経験になるのではないでしょうか。

仕事をする上でも、困難なことがあっても乗り越えられるという自信が、大切だったりします。

自分の力を試す機会でもあります

自分の力を試すという意味でも大学に進学することはとても意味のあることかもしれません。

大学に行くべきか迷ったら

大学に行くべきか迷ったら以下のことを試してみて下さい。

自分にとって大学進学は必要なことなのかわかってくるかもしれません。

自分の将来を想像してみる

自分の将来から逆算して進路を決めていくこともできます。

「どんな大人になりたいのか」考えた時自分のやりたいことが明確にある場合には

・そのためにどんな勉強が必要なのか

・資格は必要なのか

・大学に進学するべきなのか、大学に進学しなくてもなれるのか

といったようなことを考える必要があります。

逆にやりたいことが決まっていない場合には

・やりたいことを見つけるためにどうすればいいのか

・やりたいことを見つけるために大学に進学するのか

といったことを考えなくてはなりません。

自分の将来のなりたい大人像を明確に思い描くことで、今自分がやるべきことがわかってくるかもしれません。

大学に通っている先輩に話を聞く

高校時代の先輩や兄弟など、自分の周りに大学に通っている人がいないか探してみましょう。

もしいれば大学の様子やどんなことを勉強しているのか聞いてみるのもいいかもしれません。

自分の学びたいことがわからなくても、

「大学楽しそう」

「行ってみたい」

と思えば立派な進学理由になるはずです。

まずは身近な人から話を聞き、大学が自分にとって必要か確認してみてもいいかもしれませんね。

オープンキャンパスに行ってみる

気になる学校があれば合同相談会、オープンキャンパスなどに足を運んでみるのもいいかもしれません。

大学に関わらず、専門学校など学校の形態に関わらず、探してみるのもお勧めです。

学習内容も大切ですが、自分が楽しく通えることも大切だと思っています。

学校の雰囲気やどんな人がいるのか確かめることで、自分が進学したい場所が決まってくるかもしれません。

ぜひ積極的に足を動かして、自分に合った場所を探してみて下さい。

まとめ

中学卒業後、進学を考えた場合、

・普通の高校へ進学する

・専門性のある高校へ進学する

・通信制の高校へ進学する

といったように様々な選択ができる時代になってきました。

また、高校卒業後の進路についても

・大学に進学

・専門学校に進学

・就職

といったように様々な選択肢があります。

進路の選択肢が増えているからこそ、自分に合った学校を選ぶことが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。

同時に一生懸命勉強して大学に入ることの意味を見出せなくなっている方もいると思います。

しかし、大学には大学の良さがあり、努力した経験は必ず自分の力になっていくはずです。

卒業後の進路に迷った時には、自分の将来を想像してみて下さい。

「自分がどんな生活をしていたいのか」

「どんな人になりたいのか」

「どんな人に囲まれていたいのか」

ということを考えていけば、きっとどんな進路を選べばいいのかわかってくるはずです。

自分のやりたいことがわからなくても焦らず、
ゆっくり考えていこう

そして一人で悩んでしまった時には、先生や親御さん、塾や家庭教師の先生などにアドバイスを貰いましょう。

皆さんが納得できる進路を選択できることを願っています。

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