卒業シーズンが近づいてきました。
卒業式に出席することを楽しみにしている子どもたちがいる一方で、不登校の子どもたちや親御さんにとって「卒業式は出席するべきかなのか」と頭を悩ませるイベントの一つではないでしょうか。
子どもたちにとって卒業式が負担になりすぎないよう、よく相談していく必要があるかもしれません。
今回は
・卒業式には出席するべきなのか
・欠席したらどうなるのか
について考えてみました。
卒業式には行くべきなの？
卒業式は無理をしていく必要はないと私は考えています。
もちろん、「卒業式には出席したい」と思えば自信をもって出席すればいいと思います。
しかし、「卒業式が憂鬱で行きたくない」と感じているのなら行かなくても問題はありません。
卒業式にいかなくても学校は卒業できます。
私自身も大学の卒業式を欠席したのできっと大丈夫です
卒業式に参加するのが嫌な場合は
・目立たない場所に席を用意してもらい、着席したまま参加する
・校長室で個別に卒業式を行う
・親御さんのみ出席する
・先生が家まで卒業証書を届けてもらう
・郵送で卒業証書を送ってもらう
など学校によって対応は様々だと思いますが、個別に対応してくれるはずです。
まずは学校側に相談してみるのも良いかもしれません。
自分の気持ちと相談しながら卒業式をどうしたいのかじっくり考えてみて下さいね。
どうして卒業式に出たくないと思うのか
卒業式に出席したくないと思う理由は人それぞれだと思いますが、どうして卒業式に出たくないのかということを改めて整理してみることで、自分がどうしたいのか見えてくるかもしれません。
周囲からどう思われるのか不安
卒業式は学校に行っている行っていない関係なく、卒業見込みの生徒ならだれでも参加する権利があるはずです。
しかし、不登校の子どもたちの中には
「卒業式だけ参加して同級生はどう思うだろう」
「何か言われるのではないかと怖い」
こんな気持ちを感じている方も多いのではないでしょうか。
また、周りの同級生が写真を撮ったり、思い出話をしている中で一人になってしまうのではないかという不安もあるかもしれません。
集団の中に混ざることに不安を感じてしまう子どもたちもいます
こういった周囲からの意見や視線の恐怖から参加をためらってしまう子どもたちも多いはずです。
学校にもう行きたくない
学校で嫌な経験や体験をした場合、学校の中に入りたくないと思う子どもたちもいます。
学校に行くことで過去のトラウマや嫌な気持ちを思い出してしまうのはとても辛いことです。
そういった場合は無理に卒業式に出席する必要はないのかもしれません。
親御さんから行って欲しいと言われたら
卒業式は学校最後のイベントでもあり、人生の節目となる行事でもあります。
親御さんの中には「卒業式には参加して欲しい」と思っている方もいるかもしれません。
しかし、子どもたちのとって卒業式は思っている以上に負担となってしまうこともあります。
先ほども書きましたが、個別に卒業証書を貰う、親御さんのみ出席をするなど卒業式に出席する以外にもたくさんの選択肢があります。
お互いが無理なく、納得できるようによく相談してみて下さい。
卒業式は行かなくても後悔しない？
卒業式に行かないと「後々後悔することになるのではないか」と不安に思っている子どもたちもいるかもしれません。
卒業式は大切な行事ですが、嫌だという気持ちを無理やり押し込んでまで参加する必要はあるのでしょうか。
私は卒業式に行かないと自分自身で決めたならば後悔する必要はないと思っています。
自分の気持ちに正直に無理なく卒業式を出席するのか決めてみて下さい。
もし卒業式に行かなかったとしても自分を責めたりする必要はありません。
自分の選択に自信をもって卒業を迎えて欲しいなと思います。
この記事で皆さんの卒業式に対しての不安を少しでも軽くできたら幸いです。
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